根管治療

歯の内部の治療 根管治療について

歯の中の神経が炎症を起こしている場合、
神経を取り除く治療や、歯の内部を再びきれいにする作業が必要です。

むし歯や歯周病、時には強い噛み合わせの影響で、歯の中の神経が炎症を起こすことがあります。また、以前に治療した歯の中が再び汚染され歯の根の先に膿の袋を持つことがあります。

そういった場合は、炎症を起こしている歯の神経を取り除く治療や、歯の内部を再びきれいにする作業が必要です。

若林歯科では、まず第一に、これは当たり前で最も基本的なことですが、治療に使用する器具、機材を確実に滅菌し衛生的に治療することを心がけております。口の中には途方も無い数の細菌が棲んでいます。我々、歯科の仕事は常に見えないその細菌との戦いです。わずかに唾液が歯の中に入っただけで、驚くべき数の細菌が歯の中に流れ込みます。そのような状況では、歯の中をきれいな状況にできるはずもありませんし、汚れをかき回しているだけということになりかねません。

より衛生的に歯の内部の治療を進めるために、歯や、治療を受けられる方のコンディションが許す限りラバーダムというゴムのシートを使用し歯に唾液や舌などの付着がないように根管治療を行なっております。というよりこの方法がなければ満足のいく歯の内部の治療は不可能なのです。

ラテックスにアレルギーがある方はお申し出ください。

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当院では、治療中の衛生的環境を整えた上で、可能な限りマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し歯の中の治療を行います。歯の中の根管治療は、以前は歯科医師の熟練の技術による手探りの治療でした。経験と手指の感覚によるところが大きく、成否が分かれる治療でした。なぜなら、歯の中の構造、神経の管は肉眼で観察するには非常に細かく、また明るさが届かない世界だったからです。汚れが歯の内部に残っているかどうか、古い材料の残留や、未知の神経の管の存在など直視して確かめることができない領域でした。

ここ10年の間に、状況は非常に進歩しました。歯科用マイクロスコープの普及により100パーセントとは言えないまでも歯の中のかなりの範囲を鮮明に観察できるようになりました。私も一生懸命歯の中をきれいにできたと思って、マイクロスコープで確認してみるとまだ内部の壁に汚染が残っていたということはよくあります。これから先10年も、さらなる治療の進歩や材料の改善が見られると思われます。現状に満足せず、常に知識と技術をアップデートし、治療を受けられるみなさまに提供できたらと考えております。

若林歯科では、レンズの質が非常によく、状況の説明もしやすいLeica製のマイクロスコープを使用しております。非常にクリアな観察が可能です。しかしこの顕微鏡自体が、歯の中をきれいにしてくれるわけではありませんので、優れた治療技術と最先端の観察力で、若林歯科は治療の成功率を高めていきたいと考えております。

見えてしまうことで、以前より治療に時間がかかることもままあります。それだけ、歯の内部の構造が複雑なのです。再治療になりづらいということを考え治療しております。ご理解いただれば幸いです。

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根管治療 1

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この方は以前治療した歯の周囲の歯ぐきから膿が出るということで治療開始しました。
レントゲンではしっかりお薬が詰められているように見えましたが、顕微鏡下でよく観察してみると、根の先に近い部分で神経の管が二つに分岐していました。片方だけが薬が詰まっている状態で、もう片方が感染源となっていました。よく洗浄することで膿が出ることはなくなりました。

これも肉眼での治療ではなかなか見えにくい部分です。このように拡大して歯の中を観察することで感染の原因がわかることが多いです。

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根管治療 2

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歯の内部の拡大画像です。
正面にヒビが入っているのがわかりますでしょうか。
この歯は歯の上の部分はヒビが入っておらず、歯の中からのみ割れているのが確認できました。
歯の根が割れてしまうのは、治療を繰り返している歯に多いです。ヒビが入ってしまうと、その部分が感染源となってしまい、腫れが出たり、噛み合わせ時の痛みの原因になったりします。

残念ながら歯が割れている場合は抜歯となってしまうことが多いです。このケースでは残念ですが、拡大して確認することで、診断が非常につきやすくなります。

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